青年海外協力隊が始まって６０周年を迎える今年にチャレンジされる方が多いかと思います。
2025年春募集について、2024年春募集の経験をもとに、応募から採用までの流れを詳しく解説します。
1. 募集スケジュール
2025年春募集は、以下のスケジュールで進行する予定です。
- 募集期間：2025 年 3 月 21 日（金）～ 2025 年 5 月 9 日（金）正午締切
- 要請情報の公開（Webサイト）：2025 年 2 月 28 日（金）
- マイページ登録受付開始：2025 年 2 月 28 日（金）
- 要請情報の公開 ：2025 年 3 月 14 日（金）
- 二次選考：2025 年 7 月上旬～2025 年 7 月中旬（予定）
- 最終合否通知：2025 年 8 月 28 日（木）（予定）
- 派遣隊次 ：2025 年度 3 次隊、2026 年度 1 次隊、2026 年度 2 次隊
2. 応募準備（必須なもの）
応募前に、まず以下の準備を進めましょう。
健康診断
青年海外協力隊では健康状態についての報告が必須となります。病院での検診後、診断書をもらえるまで２、３週間は要するため募集期間を見て早めに病院を予約することが必要です。
・健康診断書 原本（JICA 指定書式募集用）：マイページを登録を様式をダウンロードが可能となり、そちらを病院に持参の上、健康診断を受診するようになります。主な検査項目は、身体測定、血球検査、肝・胆機能検査、糖尿病検査、脂質検査、腎機能検査、呼吸器、循環器などとなります。
・ 問診票：マイページ上で回答するようになります。
語学力証明書
海外で活動する青年海外協力隊ですが、語学の最低ラインは中学卒業程度となっています。（英検3級もしくはTOEIC®スコア330点）。英語の他にもフランス語、スペイン語もA〜Dレベルで認定してもらえます。そのほかの言語についてはDレベルで認定されます。
語学試験のスコアに関しても提出が必須になります。試験を受験後から結果が出るまで一定の期間が各試験にはあるため、まだスコアを持っていない方は早めの受験に取り組みましょう。
英語については、自宅受験型の資格（GTEC、CASEC）での提出も可能です。自宅のPC等でいつでも受験でき、終了後すぐに結果を確認することもできます。
3. 一次選考（ウェブ応募、書類提出）
応募はマイページの登録をして、各種情報の入力と必要書類の提出が必要です。
ウェブ入力（募集日程の最終日の正午締め切り）
応募者基本情報（応募者調書）、適性アンケート（希望職種・要請の申告）、語学力申告・語学証明書、
、志望動機（応募用紙）、活動経験履歴（技術調書）
マイページ登録後、それぞれ記入が可能となりますのでマイページからそれぞれ記入します。
書類郵送（4月30日必着予定）
問診票・健康診断書は締切日必着で郵送での提出となります。
4. 二次選考
一次選考通過時点でどの職種で面接をしていただけるかを通知いただけます（複数職種に応募していた場合）。その職種への派遣を前提として2回に分けて面接を受けます。
ウェブ面接形式で、所要時間は各20分程度と一般的な転職の面接に比べても短い時間で選考されるようになります。
人物面接：一般的な転職の面接に近い形式（志望動機や人間性を問う面接）
技術面接：募集要請の遂行能力を問う面接（これまでの経験、現場でどのように対応するか）
5. 派遣に向けた準備
合格から派遣までに派遣前訓練があります。また、特定の対象者には別途訓練や検査が必要となります。
派遣前訓練
各要請内容に必要となる技術や技能の向上のために実施されます。合格者全員対象であり、73日程度の訓練となります。JICA二本松青年海外協力隊訓練所（福島県）またはJICA駒ヶ根青年海外協力隊訓練所（長野県）のいずれかで実施されます。この期間に指定の言語も学習します。
訓練後の赴任日は派遣前訓練修了日から約2週間～2ヶ月後の予定です。
その他
語学&講座学習、資格取得、事前の健康診断のほかに国によっては感染症などの診断を受診する必要があります。合格後に案内に従って実施するようになります。
まとめ
青年海外協力隊への応募から合格、派遣までの一連のスケジュールをまとめました。
健康診断や語学力申告など、早めに用意しておくものは用意しておきながら、志望動機や自己分析など応募書類と面接で必要となる部分を時間をかけて備えられるように前もって取り組みましょう。
応募書類や面接なども青年海外協力隊に合わせた対策も必要となりますので、体験談が皆様のお役に立てれば嬉しいです。
前もった準備の土台を備えて、皆さんの意志通りの結果を掴み取ることを願っています！
※最新情報はJICA海外協力隊の公式サイトで確認してください。
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